子どもを寝かしつけたあとに、やっとひと息…のはずが、洗い物や洗濯、片付けなど家事が山積み。「今日も自分の時間がなかった」とため息をつくママは多いのではないでしょうか?
この記事では、子育てママに向けて「夜の家事を効率よく片付けて、リフレッシュ時間もつくる」ための時短ルーティンをご紹介します。どうして夜の家事がつらいの?ママたちのリアルな悩み
どうして夜の家事がつらいの?ママたちのリアルな悩み
「子どもを寝かせたあとが、一日の本番なんです」——そんな声をよく耳にします。
朝から仕事と育児に追われて、ようやく迎えた夜。ほっとする間もなく、キッチンには夕食の片付け、洗濯物は山積み、明日の保育園の準備も待っています。
特に小さな子どもがいる家庭では、寝かしつけの時点でママ自身も寝落ちしてしまうことが珍しくありません。「気づいたら深夜、家事が全部残ってる…」とため息が出る日もあるでしょう。
たとえ子どもを寝かしつけたあとに起きていられても、疲れ切った体で残った家事をこなすのは至難の業です。
「本当は自分の時間がほしいのに、片付けと洗濯で終わってしまう」
「家事も育児も全部自分がやらなきゃ、と思ってしまう」
そんな思いが、じわじわとママの心をすり減らしていきます。
こうした“夜のつらさ”の根本には、家事の多さだけでなく、「ママがひとりで抱え込みすぎてしまう構造」や「自分のケアが後回しになる生活習慣」があります。
だからこそ、無理に気合で乗り切るのではなく、**仕組みでラクにする夜のルーティン**を見直すことが大切なのです。
夜の家事ルーティンを時短する3つのコツ

事前仕込みの活用(朝・週末にまとめて)
夜にすべての家事を詰め込むと、気づけば22時を過ぎていることも。そんな毎日を変えるには、「前倒し」が鍵になります。
たとえば朝のうちに洗濯機を回して干すところまで終えておけば、夜に洗濯が不要に。週末に作り置きをしておけば、平日の夕食準備も“温めるだけ”で完了します。
すべてを一気にやろうとせず、「朝にできることは朝に」「週末にまとめてできることは週末に」――そう分散させるだけで、夜の心の余裕はぐっと広がります。
家電フル活用(食洗機・乾燥機・ロボ掃除機)
「家電に頼るのはズルじゃない?」と思っていたママも、一度使えばその便利さに驚くはず。時短家事において、家電はまさに“戦力”です。
食洗機があれば、手洗いの時間を丸ごとカットできます。ドラム式洗濯乾燥機なら、干す・取り込む・畳むのうち「干す工程」がまるごと不要に。ロボット掃除機なら、夜の片付け中に床掃除まで並行して進められます。
大事なのは「自分の手でやらないこと=手抜き」ではなく、「時間の使い方を工夫すること=家族の時間・自分の時間を大切にする」という発想です。
家事の“順番”と“場所”を固定する
毎晩、その場その場で「何からやろう?」と考えるだけでも意外とエネルギーを使います。だからこそ、あらかじめ“ルーティン化”しておくのがおすすめです。
たとえば「子どもの寝かしつけ→食器洗い→リビングの片付け→洗濯→お茶タイム」と流れを決めておけば、頭を使わずに体が自然と動くようになります。
さらに、家事をする場所も「この順番で回る」と決めておけば、動線もスムーズに。慣れてくると“考えずに動ける”ので、精神的にもぐっとラクになります。
寝かしつけ後の「15分だけ自分時間」ルール

一日が終わり、ようやく家事もひと段落。ふと時計を見れば、もう22時すぎ。
「今日も自分のこと、なにもできなかったな…」そんな気持ちを抱えたまま寝る日が続くと、心も体もどんどんすり減ってしまいます。
そこでおすすめなのが、“15分だけ”でもいいから、自分のための時間を確保すること。
短くても「自分のために使った」と感じられるだけで、心に余白が生まれます。
ここでは、ママたちに人気の“無理なくできる夜のリフレッシュ法”をいくつかご紹介します。
リフレッシュ例①:お茶+静かな音楽
お気に入りのカップにハーブティーを注いで、部屋の照明を少し落とす。
スマホは手放して、やさしい音楽に耳を傾けるだけでも、自然と呼吸がゆっくりになります。
「何かをしなきゃ」から解放される“無の時間”は、翌朝の自分を軽くしてくれます。
リフレッシュ例②:軽いストレッチやアロマ
ヨガマットがなくても大丈夫。畳一畳分のスペースがあれば、十分リラックスできます。
肩回しや前屈など、1〜2分の軽いストレッチと深呼吸をセットに。
お気に入りのアロマオイルを手首に一滴たらすと、香りが呼吸を整えてくれます。
「眠る前にリセットする」ことが習慣化すると、睡眠の質も変わってきます。
リフレッシュ例③:スマホで“推し活”や趣味タイム
疲れていても、推しの動画をひとつ観るだけで元気が出る。そんなママも多いはず。
YouTube、読書アプリ、塗り絵アプリや日記アプリなど、気軽に“好き”とつながれるツールはたくさんあります。
「自分の好きなことを選ぶ時間」そのものが、心のセルフケア。
忙しい毎日にこそ、ほんの少しの“わたしだけの楽しみ”を忘れないようにしたいですね。
時間をつくる仕組みづくりも大事

「時間がない」「やることが多すぎる」——そう感じるのは、あなたが怠けているからではありません。
むしろ、日々家族のためにがんばっている証拠。だからこそ、無理に頑張るのではなく、“仕組み”でラクにしていく視点が大切です。
家事分担の相談をしてみよう
つい「自分がやったほうが早いから」と全部を抱え込んでいませんか?
けれど、家事も育児も“家族で暮らす上での共同作業”。パートナーと話し合って、できることを少しずつ分け合っていきましょう。
たとえば「平日は寝かしつけまで自分、食器洗いはパートナー」「土曜の午前だけ掃除担当を交代」など、“全部じゃないけど少し任せる”がポイント。
完璧な分担でなくても、役割が見えるだけでママの負担感はぐっと軽くなります。
子どもを巻き込む仕組みも取り入れて
「片付けはママの仕事」と思いがちですが、年齢に合わせて少しずつ子どもにも任せていけることは意外と多いもの。
たとえば、おもちゃの片付けを“ゲーム化”して「○○くんvsママ、どっちが早いかな?」と競争したり、ラベルを貼った収納棚で“自分の場所”を明確にしておくのも効果的です。
子どもが“自分ごと”として家事に関わるようになると、ママの時間が増えるだけでなく、子ども自身も「お手伝いができる自分」に自信がついていきます。
自分ひとりでなんとかしようとせず、家族を巻き込む工夫を少しずつ取り入れていきましょう。
まとめ:夜の家事は「頑張らない仕組み」でラクにしよう
夜の家事に追われて、自分の時間が取れない——そんな日々が続くと、心も体もすり減ってしまいます。
でも、ちょっとした工夫やルーティンの見直しで、夜の負担はちゃんと減らせます。
完璧を目指すのではなく、「無理なく続けられる仕組み」を取り入れていくことが、ママ自身を大切にする第一歩。
この記事が、毎晩の“バタバタ”にひとつでもヒントをくれたならうれしいです。
まずは、今日からできそうなことをひとつだけ。
お気に入りのお茶をゆっくり飲む時間から、“自分をリセットする夜”を始めてみませんか?
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